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関羽の「過五関斬六将」

演義」や小説世界の官渡の戦いの場面で最も目だっているのは
我らが美髯公関羽です。


袁昭の猛将 顔良文醜をあ~っというまに切り捨てて名を馳せただけでなく、
これで曹操への恩義も果たしたと、曹操への礼もつくして二夫人とともに
劉備のもとに駆けつけ、まさに忠義一本、義の道に生きる関羽の雄雄しい姿に
古今東西、読者の多くがしびれたことでしょう。


しかも、曹操の元を離れ、劉備の元へ馳せ参じる途中には魏の5つの関所があり、
関羽の目前に立ちはだかるも、関羽は堂々と関所破りを敢行し、
これら五つの関所を守る六人の大将を斬ったとあります。
いわゆる、「過五関斬六将」ですね~!


英雄が次々と立ちはだかる関所を破って逃亡するってのは、
義経都落ちにも似ていて、はらはらどきどきさせる効果もあります。
まさに三国志的RPG!


ところが、この名場面で一連の関羽の活躍が、ほとんどフィクションだったと知ったときは
かなり悲しかったです。


なんと、官渡の戦で関羽が斬ったのは、顔良だけ。
しかも、袁昭軍にいた劉備が、「関羽は降伏するはずだ」と言ったので
それを信じて油断した顔良関羽がいきなりバッサリと斬りつけたという。
「だまし討ち」だったってわけです
義に生きる関羽にはふさわしくないお話だったんですね・・・

さらに「過五関斬六将」はまったくのフィクションで事実ではない!
つまり、関羽は堂々と関所破りをしたわけではないってことなんです。しかも、劉備に会うため、許都から河北の袁昭へ向かうために、
わざわざ反対方向の洛陽へ行くのも、ありえないそうです。。。


後世、神様としてあがめられるまで人気があった「関羽」については
さまざまな伝説が各地に伝えられて、それが演義世界に反映したとか。


つまり演義世界での「関羽」の活躍は伝説(フィクション)が殆どなんだそうです。


それでも関羽の忠節に偽りはなかったはずです


「伝説的となった英雄」にはそれなりの神格化されるべき要素があったのだと思います。
誇張されたとはいえ、関羽劉備に対する忠節や、義に即した生き方を
不器用であったけれども、まっとうしたのではないかと私は信じています 

ところで、関羽に秒殺された「顔良」(がんりょう)ですが、
「かおよし」と入力して変換しています。
ほんとうに「イケメン」だったんでしょうか・・・?

 
 
 
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三国志も好きで、特に正史と演義の違いに興味がありました。
諸葛亮孔明のファンですが、曹操関羽に関する記事には、令和になった今でもアクセスがあり、有難いことです。
息子の13歳の誕生日に、横山光輝先生の三国志全巻をプレゼントしたところ、すっかりマニアになってしまい、登場人物や地名やら、今では私よりも詳しくなってしまいました


https://blogs.yahoo.co.jp/tomyu1999/41263713.html

2006年9月2日  午前2:24 Up